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◆焼津市 黒はんぺん[kuro-hanpen] |
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「はんぺん(半片・半平)」と言えば、スケトウダラなどの白身魚のすり身に、卵白と山芋を練り込み、
調味して薄く四角形または半月型にして茹であげた、ふっくらとしていて柔らかい食感の魚肉練り製品ですが、
静岡県中部・東部、特に、焼津をはじめ、清水や沼津などの漁港周辺では、サバ、イワシ、アジなどの青魚を骨ごとすり身にして、
半月・半片型にして茹であげた「黒いはんぺん」が特産となっています。
静岡県内では、白いはんぺんと区別するため、白身魚のはんぺんを「白はんぺん」、青魚のはんぺんを「黒はんぺん」と呼び分けていて、
県下、ほぼ全域で販売されており、静岡おでんの具材の一つとしても有名となっています。
その、はじまりは定かではありませんが、江戸時代、慶長年間(1596年〜1615年)に駿河の料理人、半兵衛が、
魚をすり潰して汁物として出したという説、
やはり江戸時代に駿河湾を漁場とする漁師が、すり鉢ですってお湯に入れて加工して食べるようになったとする説、
徳川家康が静岡に入城した際、イワシの加工食を作らせたという説など諸説あるそうですが、
焼津特産の「黒はんぺん」は、300年以上の伝統を持つ、郷土食です。
静岡県内でも、漁場によって獲れる魚の違いがあり、静岡や由比などの黒はんぺんは、イワシを原料とするものが多いそうですが、
焼津の黒はんぺんはサバを原料とするものが多いそうです。
「黒はんぺん」はイワシやサバを丸ごとすり潰して茹でた練り製品ですので、原料本来の魚の風味が強く、引き締まった食感で、
特に、鉄分やカルシウム、ビタミンA、タウリン、そしてドコサヘキサエン酸(DHA)などを含み、
ヘルシーな、自然食品として注目を集めています。
食べ方は、静岡おでんダネは定番ですが、最近ではフライにしたり、バター炒めでいただいたりしますが、
やはり、生の黒はんぺんに、わさび醤油でいただきたい一品です。
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お店の情報 |
焼津市魚仲水産加工業協同組合
URL http://www.yaizu-uonaka.or.jp/ |
焼津さかなセンター
住所 静岡県焼津市八楠4丁目13番地の7 [GoogleMap:地図]
電話 0120-82-1137
URL http://www.sakana-center.com/
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紹介記事 |
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