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◆静岡市 大川100年蕎麦[ookawa-100years-soba] |
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在来作物とは、その地域で古くから栽培されてきた穀類、野菜、樹木などの農作物で、
伝統野菜とも呼ばれ、その品種を在来種と呼んでいます。
品種改良された現在の作物と比べ、在来種は、栽培が難しく、収穫が少ないなど、今ではそのほとんどが栽培されておらず、
山村の庭先などで細々と作られる、もしくは廃れてしまっています。
駿河(静岡)の蕎麦(蕎麦切り)は、鎌倉時代、駿河へ宋から茶をもたらした聖一国師(しょういちこくし)が、
同時に麺の文化も伝えたとの説や、
今川義元が、京都から茶道と共に蕎麦切りの文化を駿府にもたらしたとの説がありますが、
戦国時代から江戸時代にかけて、大井川・安倍川流域で盛んに蕎麦栽培が行われていたそうです。
江戸蕎麦は、江戸時代初期に、徳川家康が駿府(静岡市)へ居城し、江戸に駿府の蕎麦を伝えたことから、
全国へ広まったといわれています。
その徳川家康が食していたとされる駿府の在来蕎麦は、廃れてしまったと思われてきましたが、
静岡の山間部で受け継がれていたことがわかりました。
静岡市北部、藁科川上流域大川地区には、何百年と種つぎされてきた小粒の在来蕎麦「大川100年蕎麦」があります。
「100年そばの会」では、大川100年蕎麦を残し、後世に伝えていくために、PRや保存活動を行っていますが、
古い農家を改築して「そば処しんや」をオープンさせ、在来蕎麦粉(8割)に地元産小麦(2割)を使った”二八そば”を提供しています。
香りが強く個性的で、天日干しの味の濃い蕎麦は、のどごし良く、大変美味しい蕎麦とのことです。
徳川家康も食べたかもしれない、受け継がれてきた「大川100年蕎麦」、一度はいただいてみたい在来蕎麦です。
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お店の情報 |
100年そばの会 そば処しんや 完全予約制 ※予約は1週間前まで
住所 静岡県静岡市葵区坂ノ上913-1 [GoogleMap:地図]
電話 090-7031-6737・090-2264-3897・090-2617-4773 |
静岡市|葵区地域総務課|平成25年度 葵区魅力づくり事業■4在来作物 葵レストラン |
【プロジェクトZ】在来の味を愉しむ会 |
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紹介記事 |
記事 とびっきり!しずおか|特集コーナー|2014年4月8日放送 |
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