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◆静岡市 清水のナシ[shimizu no nashi(pear)] |
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ナシ(梨)は、バラ科ナシ属の植物の果実で、日本での梨の歴史は古く、食べられ始めたのは弥生時代とされています。
大きくは、和なし(日本なし)、中国なし、洋なし(西洋なし)に分類され、
中国が原産とされる和なし(日本なし)は、二十世紀梨などの青なし系と、幸水梨、豊水梨などの赤なし系に大別されます。
現在、静岡市清水では庵原、高部、有度地区を中心に、赤なし系の喜水、幸水、豊水などのナシが栽培されています。
幸水、豊水は、日本で栽培される梨の代表的な品種ですが、
静岡市清水区興津の農林省園芸試験場(現在、農業・食品産業技術総合技術研究機構 果樹研究所 カンキツ研究興津拠点)で
交配され育成された梨です。
「幸水」は、昭和16年(1941年)に「菊水」と「早生幸蔵」を交配し、育成され、
昭和34年(1959年)に品種登録された梨です。
早生の中でも特に収穫時期が早く、8月中旬から下旬にかけて収穫がはじまります。
酸味は少なく、糖度が高い、果肉は柔らかく、果汁が多いといった特徴の梨です。
「豊水」は、昭和47年(1972年)に「菊水×八雲」と「八雲」の交配種として、品種登録されましたが、
その後、DNA鑑定により「幸水」と「石井早生×二十世紀」の交配種とされた梨です。
果肉はやわらかで多汁、甘みの中に適度な酸味が特徴の梨です。
その他、静岡県の松永喜代治氏が「明月」と「豊水」を交配して育成し、
平成2年(1990年)に品種登録された、喜水などが栽培されています。
今では、静岡清水生まれの「幸水」「豊水」が日本の代表的な品種となっています。
市場へは7月〜9月にかけて、順次、出荷されていくそうです。
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お店の情報 |
JAしみず(清水農業協同組合)
URL http://www.ja-shimizu.org/
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JAしみず(清水農業協同組合)|直売所のこと
URL http://www.ja-shimizu.org/c_5.html
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紹介記事 |
記事 JAしみず|しみずの農産物|清水のナシ |
記事 農研機構|果樹研究所|一押し旬の話題|ナシ |
記事 こだわりの果物屋 紅光|清水の大木さんちの完熟幸水梨 |
記事 artなfoodsのDiary|長い収穫期に感謝 静岡県清水『有度梨』2011-09-13 |
記事 ふじのくに農山漁村ときめき女性ポータルサイト| 深澤眞佐江さん〜梨のように瑞々しくあるために〜 |
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