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◆伊豆市・河津町 天城甘茶(あまぎあまちゃ)[amagi-amacya]
仏教行事でお釈迦さまの誕生を祝う灌仏会(かんぶつえ)(別名、花祭り)で、仏像にかける甘い”あまちゃ”は、 ユキノシタ科アジサイ属の落葉小低木「甘茶」の若い葉を蒸して揉み、乾燥させたものを煎じて作った飲料です。 アマチャヅルの葉を使った茶も”あまちゃ”と呼びますが、本来は甘茶の葉を使うそうです。
甘茶は、本州の山間地で自生していますが、天城山中には、日本固有種の天城甘茶(あまぎあまちゃ)という甘茶が自生していて、 甘茶は、葉を発酵、乾燥すれば甘味がでますが、天城甘茶は、生の葉でも甘味があります。 甘茶の成分には、フィロズルチン、イソフィロズルチンという甘味成分が含まれており、 人口甘味料サッカリンの約2倍、砂糖の約1000倍甘く感じると言われ、 糖尿病患者の砂糖の代わりの甘味料としても使います。 また、生薬として、抗アレルギー作用や歯周病に効果があり、仁丹の材料としても使われます。
天城甘茶は、伊豆半島と箱根南面の地域のみ分布していて、狩野川上流の天城本谷川と河津川(本谷川)に多く自生しています。 ”天城山”の名は、この天城甘茶の「甘茶の木」が「甘木」になり、さらに「天城」になったのではと言われています。 砂糖が貴重な時代には大切な甘味料だったようです。 天城山の特産となっていて、地元のイベントなどで振る舞われることがあるようです。 天城や河津の観光地で販売しているようなので、旅館やお土産屋さんの方に聞いてみて下さい。
なお、”あまちゃ”として利用できるのは、葉だけで、根には毒の成分が含まれています。 自分で採取して甘茶にする場合は注意しましょう。
お店の情報
伊豆市観光協会天城支部
 住所 静岡県伊豆市湯ヶ島176-2
 電話 0558-85-1056
 URL http://www.amagigoe.jp/index.html
伊豆・河津温泉郷 河津町観光協会
 住所 静岡県賀茂郡河津町笹原72-12
 電話 0558-32-0290
 URL http://www.kawazu-onsen.com/
紹介記事
記事 ふじのくに文化資源データベース|天城甘茶■ヤマアジサイの変種で、葉の形が独特な茶
記事 知識の宝庫!目がテン!ライブラリー|伊豆・天城越えの科学第835回2006/6/11
記事 薬用植物一覧表|アマギアマチャ
記事 花図鑑|天城甘茶(アマギアマチャ)
ブログ 白壁荘だより 天城百話|タグ:天城甘茶 アマギアマチャ
ブログ 伊豆天城の観光情報と旅館情報|天城の里で、天城甘茶が咲きました。
更新履歴
・(2013/10/20) このページを追加しました。
 
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