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◆伊東市 いるかの味噌煮[iruka(dolphin)no misoni] |
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イルカは比較的小型のクジラの総称です。
日本では縄文時代から食されていて、
静岡県東部や和歌山県、山梨県の一部地域では、イルカ肉の食文化があり、スーパーなどで販売されているようです。
静岡県では、かつて戸田や安良里、川奈、富戸などでイルカの追い込み漁が行われてきました。
現在では、漁業不振やイルカ漁の伝承、資源管理のため、
「いるか追込漁」は和歌山県太地町や静岡県伊東市富戸で認められているのみです。
イルカ肉料理の代表といえるのは”いるかの味噌煮”です。
イルカの肉を一口大に切り炒め、ゴボウやニンジン、コンニャクなどを加えて、酒、しょう油、砂糖、味噌で味付けます。
身体をあたためる冬の郷土料理です。
また、イルカ肉をしょう油のタレに漬け、天日干しにした”イルカのタレ”も酒の肴に食べられています。
最近では、イルカ肉の高騰や、嗜好の変化、国内外の愛護・保護活動などでイルカ肉の流通が少なくなってきているようです。
残しておきたい日本の食文化・伝統料理です。
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お店の情報 |
いとう漁業協同組合
住所 静岡県伊東市新井1-1-18
電話 0557-37-3181
URL http://www.jf-net.ne.jp/soitoshigyokyo/ |
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紹介記事 |
記事 三島市|第208号 伊豆の家庭料理 イルカの味噌煮 |
記事 静岡こだわりの逸品ガイド|いるかのタレ(西伊豆町) |
記事 郷土料理百選|静岡■008いるかの味噌煮 |
記事 静岡裏観光案内|イルカ料理 |
記事 静岡新聞|イルカ漁、今年も実施へ いとう漁協「地域の伝統守る」 |
資料 静岡県|静岡県で行われる「いるか追込漁」に対する県の考え方 |
資料 和歌山県|イルカ漁等に対する和歌山県の見解 |
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