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◆袋井市 くず湯 葛布氷(かっぷごおり)[kappu-goori]
葛(くず)は、マメ科のつる性の多年草で、根からは、食用のくず粉や漢方薬(葛根湯など)が、 つるからは、つるから取り出しだ繊維で編んだ布、葛布(くずふ)が作られています。 掛川は、鎌倉時代から葛(くず)の産地で有名ですが、袋井や森も古くから産地として知られていました。 森町の市街地から、太田川流域約6Km上流、太田川の支流・三倉川に流れ込む葛布川には「葛布の滝(かっぷのたき)」があります。 この滝の周辺には、昔から葛が自生していて、 葛のツルが、滝の水にさらされて、布のようにみえていたため「葛布の滝」といわれるようになったということです。 この「葛布の滝」滝壺裏の洞穴では、天然の氷がとれ、美味しい「葛布氷(かっぷごおり)」として、袋井などで売られていました。 ”残念ながら、明治44年(1911年)の大洪水で、洞穴が崩落し、製氷は途絶えた”とのことです。
袋井駅前にある、天正12年(1584年)創業の和菓子屋「五太夫(ごだゆう)きくや」では、 「葛布の滝」の「葛布氷」にちなみ、葛と砂糖をあわせて固めたくず湯「葛布氷」を販売しています。 葛には、もともと薬効があり、くず粉に熱湯を注いで溶かした”くず湯”は、 冷めにくく、体が温まり、消化にも良い為、病み上がりの食べ物として食べられてきました。 「五太夫きくや」のくず湯「葛布氷」には、白色と緑色があり、緑色の「葛布氷」は袋井茶を混ぜ込んでつくってあるそうです。 一度、いただきたい一品です。
お店の情報
お店 五太夫きくや
 住所 静岡県袋井市高尾町25-7 [GoogleMap:地図]
 電話 0538-43-4178
 紹介ページ 静岡新聞SBS アットエス|御菓子所 五太夫きくや
紹介記事
記事 和菓子街道|東海道|28袋井|五太夫きくや 東海道どまん中宿の老舗菓子屋
記事 袋井市|くず湯 葛布氷
ブログ 自遊人|郷土の伝説
資料 遠州古城めぐり|葛布の滝
更新履歴
・(2014/1/20) このページを追加しました。
 
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